red bird
私は束縛を嫌う。それが素直な自分だと気づいてから7年経った。少しゆっくり、そして慎重に。呪縛から解放された自由な鳥のように。飛び立ちましょう。6月1日の朝、何処かに行ってしまいましょう。こんなに哀しい現実の地なら。どんな苦難があっても。私は死なないし、永遠はあるから。もう振り回されない。飲み込まれない。『私の人生』なのだから。帰る場所を作ってくれた、愛した人への感謝の気持ちを込めながら。
早川恵子
ばにられいん
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これがあなたの撮った花の写真です。一瞬でこんなに素敵なアングル。白からピンク。そして赤に近い元気な花はまるで、私から見たあなたのようです。私は、また呪縛から解放された鳥のように飛び立ちます。6月1日の朝、何処かに行ってしまいましょう。こんなに哀しい現実の地なら。どんな苦難があっても。私は死なないし、あなたにも永く生きていて欲しい、と心で祈りながら。

長い間、ひとりで生きてきた。家族を亡くし、友達とも離れた。やっと母親のように心配してくれる人との出逢いがあり、わがまましながらも嬉しかった。たった半年で、別れが訪れたとき、彼女は『私が心配だ』と言っていた、と聞いた。実母の時と同じだった。それから私の時間は止まったかのように、部屋には4年前のカレンダーがかけてある。この季節に彼女は逝った。だから、私は怖い。『もう一人じゃないんだからね。』と励まし、笑い、支え合っていけると思った人が、現実に側にいて。その人は年上で、身体が丈夫ではないから『もうあまり長くないような気がするんだね。』と、私に告げたことがある。そのシーンを思い出すたびに、涙が滲んで来る。大切な人との別れに限って。根拠のない心配をする。私は実のところ『もうこの社会にあまり生きていたくない。』などと言ったら、バチがあたるか。身体を治せば希望はあるけど。明るく元気な私は本当はもう、遠の昔に息絶えていて『女優さん』やってるだけだと言ったら。信じていた人達から無視されていたことに疑心暗鬼し始めてから。それでも今でも恨めないし、新しい真実や普遍を探していくために。こうして物書きを続けている。ただ、疲れた。いまは身体にいいことを少しずつしながら、気分転換に好きな遊びでもして。大切な彼を癒やしてあげたい。穏やかで楽しい時間をいっぱいに過ごしたい。それが素直な気持ちだから。それが私だから。 








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